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歯根端切除術のQ&A
Q1歯根端切除術とはどのような手術ですか?
A: 根管治療を長期に行っても治らない場合や根管治療ができない場合、抜歯でなく歯根端切除術で歯を助けることができます。歯根端切除術 (しこんたんせつじょじゅつ)とは、歯根の先にできる病変(膿の袋)に対して外科的に
①根尖病巣の摘出 ②歯根端の切除 ③逆根管充填を行って抜歯しないで歯を残す治療法です。
成功するためには、感染源の特定診断と逆根管充填が最も重要です。大きな手術ではないですが、繊細で丁寧な手技が必要です。
当院の特徴は、この手術に特化した専用器材を多くそろえ、大きい歯根嚢胞、歯根が短い、再発症例、上下4.5.6番、歯根の横に穴が開いている、歯性上顎洞炎でも歯を残す治療、再植術など難症例にも対応しています。
歯を残す歯根端切除術の術式
Q2歯根端切除術はどのような場合に行うのですか?
A:以下のような場合に行います。
1.歯根の先に大きい歯根嚢胞ができて根管治療では治らない場合
2.根管治療が必要だが、土台が長く外す際に根が割れる危険性がある場合
3.歯根が曲がっていたり、根管が細く閉鎖していて根の治療がきちんと行えない場合
4.根管に治療器具の破折片が残っていて、適切な根管治療ができない場合
5.一度、歯根端切除術を受けていて再発した場合
1.大きい歯根嚢胞があって根管治療では治らない
2.根管の金属土台が長く除去の際に根が割れる危険性がある
3.歯根の先が曲がっていて、歯根先まで適切な根管治療ができない
4.器具の破折片が残っているため根管先まで開かず治療できない
5.再発症例、金属ポストが出ていて根管治療ができない
Q3国立スマイル歯科での手術の流れを教えて下さい。
A:まずは電話(042-571-8282)またはWEB予約で初診の予約します。
①初診日は問診、レントゲン、診断、治療方針、手術説明
②歯根端切除術
③翌日に傷口の消毒
④約7日後に抜糸
⑤2か月後に経過チェック
⑤6か月後に経過チェック
⑥1年後にレントゲンで治癒・完治の確認
Q4初診はいつ空いていますか?手術は早くていつ出来ますか?
A:歯根端切除術の初診日は、月・火・水・木・金・土です。手術適応であれば約2~4週間待ちで手術可能です。
Q5手術の前に根管治療は必要ですか?根管治療は自費ですか?
A:初診日にレントゲン検査と診察を行い、術前に根管治療が必要かどうか判断します。
※根管治療のみで治る場合は保険内で行います。
Q6歯根端切除術の前にセラミック冠や土台を壊して根管治療をしないといけないですか?
A:レントゲンで根管充填がきれいであったり、たとえ根管充填が不良でも術中に逆根管治療が適切に行える場合は、術前の冠を壊しての根管治療は必要ありません。
Q7経過はいつまでみてくれるのですか?
A:翌日に傷口の消毒、7日後に抜糸、2か月後に再発チェック、その後は6か月後、1年後、2年後、3年後と当院では長期的な経過観察を行っています。
Q8他院で手術して歯茎が腫れ、再発しました。抜歯するしかないと言われましたがまだ治せますか?
A:当院には再発の患者さんは多く、手術の1/3は再歯根端切除術です。どうぞ安心して診せて下さい。再発の原因で多いのは、逆根管充填をしていなかったり、逆根管充填が不良であったり、感染歯質や亀裂が残っていたなどです。
Q9奥歯でもできますか?
A:歯根端切除術ができるのは上下ともに前から数えて1~6番目の歯です。ただし、6番目の歯はできる歯根とできない歯根があります。下顎4.5.6番目は神経に近いので手術しない病院は多いですが、当院は通常に行っています。上下7番目の歯では再植術が適応となる場合があります。再植術は一度抜歯を行い、歯根嚢胞を摘出し、口腔外で歯根端切除術、逆根管充填を行って歯を元の位置に戻す方法です。
Q10手術費用はいくらぐらいかかりますか?
自費治療で前歯・小臼歯:100,000 (110,000円税込)、大臼歯:120,000 (132,000円税込)です。(術後3か月間の診療や薬代、レントゲン費用を含みます)。生命保険に入っている方は手術給付金が出る場合があります。